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2012年03月28日

勝手に曲解説vol.1〜無言歌〜

3月もついに終わりが見えてきた。

今月はやはり一年前の東日本大震災と、それぞれの人が、それぞれの立場で、
それぞれのやり方で改めて向き合ったのだろうと思う。

見ようとしない、も含めて。

人と人の「無言歌」という曲が出来たのも、ちょうど一年前の今頃だった。
自分は阪神淡路大震災を経験していて、色々思う事があったにも関わらず
当時はそれを形に残すことが出来なかった。
しかし、この度の体験を通して改めて色んな想いが蘇ってきた。

もし自分が向こう側に行く立場だったら
最期にあの人にこれ伝えときたかったな、とか
あいつに一言謝っておきたかったな、とか
残していく犬の散歩は朝晩二回頼む、とか
君に借りてた譜面は棚の二段目にあるから探してくれ、とか
だけど昔買ったエッチな本はどうか見つけないでくれ、とか

ありがとう

とか
色々思うかもしれない。

それらを言えずに
死は突然やって来て全てを終わらせてしまうのだから
残酷だ。
それは災害に関わらず、誰しもそのような可能性を抱えて生きているから
やはり他人事ではない。


無言歌とは本来歌詞のない歌、という意味だ。
でもこの歌では言葉を持たないあちら側の人が伝えたかったものを、
存在した証を、代わりにこちら側の人間が歌に乗せて語り継いでいく
という想いを込めて「無言歌」と名付けた。

形が災害であれ、病気であれ、事故であれ、親い大切な人との死別の重みは
変わらない。
災害や戦争のように
それが一気に沢山やって来たとしても
結局は逝く側と残る側の個人的な様々な関係がそこにあるだけだ。


「無言歌」は復興ソングでもメッセージソングでもない。
半径5メートルの
大切な人の存在を忘れないためだけの
ただの歌に過ぎないのだ。



〜無言歌〜

誰にも言えなかった事も
今この歌に乗せて

誰もが等しくって事も
あなたには叶わなかった

生まれて来て良かったなんて
まだ言えないかも知れない

でもあなたに会えて良かったと
今この歌に乗せて

あなたよ そばで笑っていて
気付かずにごめん!って事もあるかな?
それでも僕の中にいる
この歌に乗せて
みんなとあなたを繋ぐよ

あなたよ そばで笑っていて
気付かずにごめん!って時もあるけど
それでも僕の中にいる
この歌に乗せて
みんなとあなたを繋ぐよ

誰にも言えなかった事は
今この歌に乗せて

あなたが言えなかった言葉
今この僕の中に




うっすん


posted by 人と人 at 01:58| Comment(0) | 勝手に曲解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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